・女性への失礼な言葉や振る舞い
・結婚したくないという無責任さ
・女遊びや浮気癖
・性犯罪
私自身も、幾度となく苦しめられたので、そういう男は死滅したらいいなと思う 笑。
ただ、私は、そんな表面的な行動の奥にある “見えない心の傷” に目を向けたくなります。
それは、「本来の男性性が傷ついている」という深いテーマ。
今日は、その “男性性の癒し” について書いてみたいと思います。
■ 傷ついた男性性は、どんな姿で現れるのか?
・強くあらねば、と無理をしてしまう
・感情を抑え込み、本音を見せられない
・女性にマウントとる
・結果や成果ばかりを追いかけてしまう
・「愛されたい」と思っているのに、心はいつも空っぽ
・親密な関係を築くことに、どこか怖さがある
こういった状態は、ただの性格の問題ではありません。
「ありのままの自分では、愛されない」と信じてしまった、深い無意識の傷なのです。
■ なぜ男性性が傷ついてしまうのか?
多くの男性は、幼い頃からこう言われて育ちます。
・泣くな
・我慢しなさい
・男なんだからしっかりしろ
その結果、感じることや、助けを求めることを「弱さ」として封印してきたのです。そして大人になった今、「感じること」がわからず、「つながること」が怖くなる。
その空白を埋めるように、女性を求めてしまったり、成果や支配で自分を証明しようとする。
それは、“愛を求めながら、愛を避けている” ような矛盾したパターンです。
■ 男性性の癒しとは、「思い出す」こと
癒しとは、なにかを新しく手に入れることではなく、「本当の自分」を思い出すプロセスです。
傷ついた男性性は、“健やかな男性性” に戻ることができる。
それは、ただ強いのではなく、静かに力強く、あたたかく、揺るがないもの。まるで、大きな山のように。
■ 男性性の癒しのステップ
【1】感情と再会する
「感じてもいい」
「泣いてもいい」
「怖くてもいい」
そんな安全な場で、凍った感情を溶かしていくこと。
それは、自分を “人間として” 取り戻す最初の一歩。
【2】女性性と統合する
「やる・戦う・進む」だけでなく、「受け取る・委ねる・感じる」ことを思い出す。
内なる女性性と再び手を取り合うことで、偏ったバランスが整い、本来の調和が戻ってくる。
【3】健やかな男性性を生きる
癒された男性性は、「守る力」「導く力」「在る力」として立ち現れます。
それは、支配ではなく、愛と責任による在り方。
■ 今、なぜ男性性の癒しが必要なのか?
私たちは今、「愛の時代」へとシフトしています。
そこでは、男性もまた
・感じていい
・愛されていい
・弱さを見せていい
そんな “やわらかい強さ” を生きることができる時代です。
そしてそれは、ただの個人の癒しではなく、社会全体の調和と変容へとつながっていく。
■ むすびに込めた意図
私が主宰する「自己変容プログラム」や 「結婚相談所むすび」には、「出逢い」を通じて、“本当の自分に還る旅” をしてほしいという願いがあります。
それは、女性に限ったことではありません。男性にもまた、自分の内なる傷と優しく向き合い、“真の自己” と再会してほしいのです。そうして初めて「魂がふるえるようなパートナーシップ」が生まれるから。
男性性が癒されることは、この世界に “深くて静かな愛” が増えていくこと。そんな未来を、私は信じています。
※男性の自己変容プログラムは、 個別セッションのみの対応しています。
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