婚活でお見合いに力を入れる人は多いと思います。ですが実は、お見合い前の日程調整から、お相手はあなたの印象を判断しています。お見合いの成功につながるよう、日程調整の段階から感じのよい対応をすることが大切です。今回は、お見合いの日程調整をスムーズに進め、お見合い前からお相手に好印象を与えるポイントをご紹介します。

日程調整の基本ルールと流れ

お見合い日程を調整する際には、次のような基本ルールがあります。
 
 ①お見合い日程の決定は、1週間以内に行う。
 ②お見合い日程は、1ヶ月以内に設定する。
 ③申し込みを受け入れた側の希望が優先される。


日程調整はそれぞれの結婚相談所の担当者を介して、システム上のメッセージで行います。そのため、やり取りが多く発生し、思いのほか時間がかかることもあります。例えば、申し込みを受け入れた側の希望日程を申し込み側に伝えるだけでも、次のようなやり取りが発生します。

例)Aさん(女性)Bさん(男性)の申し込みをOKした場合

Aさんがシステムに、希望日時を入力する。

Aさんの担当者が、システムを確認する。

Aさんの担当者からBさんの担当者に、希望日時を連絡する。

Bさんの担当者が、システムを確認する。

Bさんの担当者からBさんに、提案された日時を連絡する。

ここで大切なのは、「日程調整にはある程度時間がかかるもの」という認識を持っておくことです。お相手からのお返事がなかなか届かなかったとしても、それはお相手自身の問題ではなく、たまたま結婚相談所の定休日や担当者の都合で連絡が遅れているだけかもしれません。このように実際の流れをイメージしておくことで、不必要にお相手にネガティブな感情を抱かずにすみます

日程調整のポイント

お相手と直接やり取りができず、日程調整にある程度時間がかかるからこそ、特に気をつけたいポイントが3つあります。

①速やかに返事をする
まずは自分の希望や都合をできるだけ早く担当者に連絡しましょう

 ・お見合いのお申し込みを受けたら、すぐに希望日程を担当者にお知らせする。
 ・お相手の希望日程が届いたら、すぐに自分の都合を担当者にお知らせする。


たとえ自分の担当者にすぐに連絡できたとしても、実際にお相手に連絡が届くまでにはタイムラグが発生します。そのタイムラグを少しでも小さくするために、担当者との連絡をこまめに取るようにしましょう。お返事に時間がかかると、それだけで「この方とはあまりご縁がないのかも」とお相手が感じてしまうこともあります。

②希望日時に幅を持たせる
「〇月〇日 10時」とピンポイントで指定するよりも、「〇月〇日 10時~13時」や「〇月〇日 終日」など幅を持たせることで、お相手も予定が調整しやすくなります。また、ピンポイントで指定すると、「自分の都合しか考えていないのかな」というネガティブな印象をお相手に与えかねません。

提案した希望日時は、日程確定まで予定を入れずに空けておく必要があるため、幅を持たせるのは大変だと感じるかもしれません。ですが、幅を持たせることでお相手との日程調整がスムーズに進み、かえって予定を空けて待っている期間が短くなることもよくあります。

③第三希望までしっかり提案する
希望日程を3つ提案しているものの、
「9月10日10時」
「9月10日13時」
「9月10日17時」
などのように、同じ日で別の時間を提案するのは避けましょう。これでは、9月10日の1日だけを提案していることになり、お相手に選択肢を与えていない印象を与えてしまいます。

近い日程での提案が難しい場合は、少し先の日程になってしまってもかまいませんので(とは言えできるだけ1ヶ月以内の日程で)、違う日程で3つ提案するよう心がけましょう。どうしても複数日程の提案が難しい場合は、お相手に状況が伝わるよう、理由を書き添えることをおすすめします。

キーワードは「思いやり」

ポイントを3つお伝えしましたが、全てに共通するのは「お相手への思いやり」です。

 ・お相手を待たせないように、できるだけ早く予定を伝えよう!
 ・お相手が予定を調整しやすいように、提案日時を考えよう!
 ・予定を空けて待っていてくれるお相手のために、自分の予定をなるべく早く調整しよう!


結婚相談所のシステムを使った文字のやり取りでも、思いやりがあるかないかは、お相手やお相手の担当者に伝わります。お相手への配慮を心がけることで、お見合い前から好印象になり、お見合いもなごやかに進めやすくなります!

場所の調整も同様に

これまで日程調整についてお伝えしてきましたが、同時に調整する場所についても同じように「お相手への思いやり」をもつことが大切です。

 ・希望日時と同じタイミングで、できるだけ早く希望の場所を伝える。
 ・自分の都合だけでなく、お相手も行きやすい場所を提案する。


申し込みを受け入れた側の希望が優先されるとはいえ、一方的に自分に近いエリアを希望し、お相手にかなりの距離を移動してきていただくのは、好ましくありません。お互いに気持ちよくお見合い当日を迎えられるよう、双方が無理なく出かけられる場所の提案を心がけましょう。

最後に

担当者を通じての日程調整ではありますが、常にお相手への配慮を忘れずにやり取りをすすめることで、実際にお会いするお見合いの日が待ち遠しくなるはずです。前向きな気持ちでお見合いに臨むことで、素敵なご縁につながるよう応援しています!